心書Vol.284「器」
2021.10.1
先日経営者仲間から面白い話を聞きました
それは器の大きさはとっさに試されるというお話でした
彼は学生時代に大阪梅田のとあるホテルでボーイのアルバイトをしていました
同僚の女性スタッフが昼なのにビールを注文した経営者風のいかにも成功してそうな男性の元にビールを持っていったのですが、こともあろうかそのビールを男性の横でこぼしてしまい頭からかけてしまったそうです!
周りは凍り付き、誰もが最悪の状態を想像したそうです
次の瞬間男性の解き放った言葉は
「おいおい!昼間っから何のお祝いやねん?」
ってさらっと笑って言ったそうです(^^♪
僕はその話を聞いて懐の深さ、そして人はとっさに本性が現れると言われますが、デカすぎる器量に感動をしました
自分だったらどうだったかな?
頭からかけられたら何か言ってしまうだろうと思います
その人にとって頭からビールを掛けられるくらいは大きな事では無いのでしょう。
もっと大きなことに日々直面してるからこそ器が大きくなってるんだろうと思います
何かとっさにあった時に場の期待をいい意味で裏切り、良い空気を創れるのは目の前で起きてる事象では無く、その事象の向こう側にあるものが見えてるのかもしれません。
一緒にいた人も目の前で怒りを露わにして場の雰囲気を凍らすのか、気の利いたコメントで返して笑いを取り、場を和ますのかではその日の一日の過ごし方もかわります
さあ、僕も突然のアクシデントにゆとりのある答えが出せるように、器を大きいくしていこうと思いました(^^♪
凄いお話だと思うんですけど(^^♪